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~ライブ覚書~by Rinko


by firesign0916
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この街が好きさ 君がいるから

ザ・ナターシャー・セブン 宵々山コンサート@京都・円山公園野外音楽堂(1981~1983年頃)

ロック、ブルースときて、分別のないわたしは職場の先輩に誘われてブルーグラスの世界へ。と言っても高石ともやさん率いるザ・ナターシャー・セブンの音楽が、はっきりブルーグラスとジャンルわけされていたかというとそうではなかった。アメリカ民謡に日本語の歌詞をつけたり、フィールド・フォークと呼ばれるコンサートに参加したり、マザー・グースの童謡をアレンジした曲をやったりと、音楽にジャンルなんか必要ない、ということを彼らに教えてもらった。

なにせ高石さん自身、ジョルジュ・ブラッサンス(シャンソン)、柳家三亀松(都々逸)、ボブ・ディラン(フォーク&ロック)、それにビオレータ・パラ(チリのシンガー)を合わせて割ったような歌手になりたい、と思っておられたひとだから。(107 SONG BOOKより)



初めてナターシャー・セブンの曲を聴いたときは、なんといってもバンジョーの音に惹かれた。底抜けに明るいような、そのくせもの悲しいその音にすっかり参ってしまった。

そんなわたしを先輩が真夏の京都までひっぱっていってくれた。生まれて初めての野外でのコンサート。彼らの曲を聴くには素晴らしい空間だった。3年連続で先輩と行ったが、それ以外でもメンバーのひとりが経営されていたスニーカー専門店に一緒に行って、足に合ったスニーカーを探してもらったのもいい思い出。その先輩もお母さんになって仕事をやめて、ご主人の転勤で遠くに行ってしまわれた。

先輩、ナターシャー・セブンの「107 SONG BOOK」今でも大切に持っていますよ。

3年通った宵々山コンサートも、1985年に一旦中断。1994年に再開されて、今年第25回のコンサートが行われたという。ともやさん今年は車椅子で参加されたそうだ。そのときの様子を集めた写真が、『小さな箱』というHPに紹介されていた。


宵々山コンサートはナターシャー・セブンだけでなく、多くのゲストが出演されて楽しませてもらった。永六輔、タモリ、北山修、諸口あきら、南こうせつ、岸田今日子、笑福亭鶴瓶、そしてカーター・ファミリー・・・・・

3年間のセットリストは覚えていないけど、よく唄っておられた曲を列挙。

  *私を待つ人がいる
  *丘の上の校舎
  *陽気に行こう
  *どこにいればいいんだろう
  *私に人生と言えるものがあるなら
  *デキシー・ブレイク・ダウン
  *れー子ちゃん
  *おいで一緒に(山と川)
  *付知の子守唄
  *私の子供達へ(父さんの子守唄)
  *川のほとり
  *春を待つ少女
  *五月の風
  *街('75 京都まつりテーマ・ソング)
  *戦争を知らない子供たち'83   ・・・・・


タイトルは「街」の一節。今でも唄える歌がたくさんある。また来年も宵々山コンサートがあるなら、京都まで行ってみようかな。
by firesign0916 | 2005-09-25 21:35 | 思い出のライブ&コンサート